近未来の日本の医療通訳制度

日本はアボリジニ(先住民)がマジョリティで、基本的に外国人を受け入れることを前提に国策がなされたことがないわけでしょう。日本の海外移民は新大陸と旧大陸(中国・東南アジア)で後者は軍事行動とセットになっていたので後々まで禍根を残しているわけですよ。
多分、医療通訳のヒントは、日本の海外移民の人たちがどのように現地社会や言語に馴染んでいったのか?――そして自分たちのセイフティーネットをどのように作っていったのかという経験を、今度は日本に(文化)技術移転して日本に住んでいる外国人のための「生存の技」として知ってもらいヒントにすることだと思います。日本のアボリジニの人たちは、移民の苦労についての二重の経験を知ることで、移民をソフトに受け入れて、弾圧することのないように学ぶべきだと思いますねぇ。
オーストラリアの経験は、アボリジニとアジア系移民への対処という点から、日本の医療通訳制度にも大いに参考になると思っています。