知らんかった

mitzubishi2007-12-08

紀伊國屋書店の宣伝「『ジャパナメリカ』(原書) 一年前の刊行とともに圧倒的な反響を呼び、今春、邦訳が出た本書が、ペーパーバックに。日米を行き来しながら、アニメを通じたアメリ文化の日本化、その先にあるものを観察する著者の視点はリアル。関連新刊として、日米文化の媒介者としての村上春樹研究も。」儂は知らんかった。
アマゾンの書評子・武蔵野雪中梅の以下のコメントはすばらしい!「著者は日本のアニメビジネスが持つ問題点を「本来なら世界中で大きな収益を上げる業界へと発展しているはずの時期に、アニメ業界が苦境に立たされているという状況は、実業界だけではなく、日本社会全体の問題を象徴的に示している」と指摘している。確かに世界のアニメの65%を占めているのであれば著者の言うように、もっと収益があってもいいはずである。/所々に鋭い指摘が見受けられるが、明らかに違っていると思われる点が幾つかあった。/1)手塚プロの清水義裕氏を50代後半としているが氏は1958年生まれの40代後半。/2) トムス、東映アニメーションサンライズの三社が投資協同組合を形成してアニマックスを立ち上げたとあるがこの三社は株主の一員である。アニマックスはソニー・ピクチャーズ傘下。/3)「『シンプソンズ』の成功はアメリカのテレビ視聴者が、ゴールデンタイムでも、アニメを見るという証になった」とあるが、ハンナ・バーバラ製作の『フリントストーン(原始家族)』が1960年にABCのプライムタイムで初めてオンエアーされ大成功を収めている」(出典はアマゾン・ジャパンで「ジャパナメリカ」で引いてください)。