フヒモリ・フジヤマ・デカセギ

「元ペルー大統領のアルベルト・フジモリ氏(68)が、参院選国民新党比例代表候補として立候補することが28日、正式に決まった。外国の元国家元首が日本の国政選挙に出る初のケースだが、民主党フジモリ氏側から出馬打診があった経緯を明かすなど、波紋が広がり始めた。/チリ・サンティアゴで自宅軟禁状態のフジモリ氏は現地時間27日に出馬表明。「両親のふるさと日本に恩返ししたい」と強調した。同党の亀井静香代表代行(70)も28日に都内で会見。会見中に国際電話を掛け、フジモリ氏は「北朝鮮問題や国民の安全を守るため立候補する」と日本語で抱負を語った。/大統領時代の市民虐殺事件などでペルー当局から訴追され、チリ最高裁が引き渡し審理中。ペルー当局などは「逃亡しようとしている」と立候補を批判するが、フジモリ氏は「引き渡し審理からは逃げない」と言明。/亀井氏は「フジモリ氏の出国は認められてしかるべき。チリは選挙活動に支障ないようにするのは当然」と主張した。/一方、民主党鳩山由紀夫幹事長(60)は「わが方にも一度打診がありお断りした経緯がある」と記者団に明かし、フジモリ氏が日本での出馬を積極的に画策していた可能性を示した」(www.sanspo.com/shakai/top/sha200706/sha2007062903.html)。