構造改革を継続しないとJAには好かれるが産業財界からは見放される

まだ首相が馬鹿だった時代のほうが改革が進んだねぇ。他者志向で、自分の欲望がないのなら、森前首相以下だ。森にはキャラ(味)があったもん。安倍首相はこれまでの報道でされてきた「以上」の虚けかもしれない。単純に「構造改革」と「美しい國」が入れ替わったのであれば、それは「経済財政諮問会議」の意見の枠を超えた無意味なものになる。校則を定めた生徒手帳に校長の川柳を載せるような暴挙でしょうな。
「政府は19日、経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)が取りまとめた国の経済財政政策の基本計画である「骨太の方針2007」を閣議決定した。今回が7回目で、安倍政権では初の方針となる。併せて、安倍首相は、同方針の正式名称を従来の「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」から、「経済財政改革の基本方針〜『美しい国』へのシナリオ〜」に変更すると発表した。/小泉純一郎前政権の“看板”であった「構造改革」の文言を無くす一方で、昨年9月の自民党総裁選際に安倍首相が政権公約として掲げた「美しい国」を副題として掲げた。/諮問会議後に会見した大田弘子経済財政担当相は「安倍内閣の課題は、人口が減る中で成長を実現することや官主導の行財政システムを根本から変えることにある。具体的課題を盛り込むことができた」と、方針の狙いを説明した。/方針には、(1)「成長力加速プログラム」による労働生産性の伸び率の50%向上(2)世界的な競争に打ち勝つための日本経済のオープン化推進(3)歳出・歳入一体改革プログラムの確実な実行による財政健全化(4)社会保障のサービスの質向上と効率化−などを柱に盛り込んだ。/今回の方針は安倍政権が掲げた成長重視路線を鮮明に打ち出したのが最大の特徴。一方で、財政改革では踏み込み不足や後退が目立った。/08年度予算編成については「最大限の歳出削減を行う」としながらも、諮問会議の民間議員が主張した公共事業の「3%削減」の明記が見送られるなど、具体的な削減策は明確に打ち出せなかった。/税制改革に関しても2年ぶりに言及したが、「秋以降に消費税を含む本格的な議論を行う」との表現にとどまり、具体的な方向性を示すことを避けた。/一方で、年金不信に対応し急遽(きゆうきよ)、「加入者、受給者全員が本来受け取れるはずの年金を全額間違いなく受け取る」と明記した」(www.business-i.jp/news/sou-page/news/200706200027a.nwc)。
しかしいつものことながら、産経の報道はわかりやすくてよし!