ガチで勝負を挑まない根性ナシに失望する

勉強を始めた学生が(喰わず嫌いで)「フェミニズムや再生産労働論のほうへはもっていきたくないんです」という言挙げをするとちょっとムカツクね。「フェミニズムや再生産労働論」が、なにかカルト理論のようで、八方ふさがりのような感じがするんだろう。失われた1980年代ではあるまいし、歴史的相対化もされているはずだし、対抗理論として今日の体制側の発想法にも影響を与えているいるからだ。社会科学の議論が外在化されて客体化=物象化されて人畜無害の体制派に「転落、飼いならされてしまう」ということを、身をもって雄弁に批判したユニークな理論構成に、ガチで勝負を挑まない根性ナシに、失望していまうからだ。