グルーブ(溝)にはまる
エルモ・ホープ『ホープフル』は(曲の内容および録音ともに)すばらしいと思います。78年の日本のビクターレコードの技術力のすごさを感じます(同時期のブルーノートの版権を一時保有していたキングレコードを評価する向きがありますが、あれは過度に一般化するほどのものではないと私は思いますが)。
またセシル・パインはご指摘のように擦り傷はありますが、音はまったく問題ありません。他方、これはご指摘がなかったのですが、ジャック・モントローズ編曲のパシフィック・ジャズは盤をみても極めて美しいのですが、音が微妙に割れるのです。盤の美しさだけではチェックしきれないということでしょうか。
過日、お茶の水のディスクユニオンで何枚か買いましたが、ものすごい美品なのですが、ある曲の録音のピッチが乱れるというものがありました。これらは本当に聴いてみなくてはわからない、という問題があることを発見しました。