論文の書式と文献リスト提示の留意点

文化現象としての癒し―民間医療の現在論文では実際に引用した文献のみを掲載し、「参考にしたけれど、引用や指示などで使わなかった文献」はリストアップはしません。これも常識です。もし、文献にあげて文中に[黒田 2006]などと指示していないものはないようにしましょう。逆(=本文中にあげて文献リストにないもの)も禁じ手です。注意しましょう。
 外国語文献の翻訳は、英文[欧文]の原典も( )内に入れて書いておきましょう。
文献リストの書き方などは下記を参照してください。
◎学術論文執筆要項
http://cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/001219mfor.html
◎文献表記のスタイル
http://cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/000526bibform.html
 取り急ぎ気づいた点です。
 文献リストの校正は、バグ取りが結構大変で、時間かかるのでスケジュールの中に組み込んでおいてください。逆に、リストの綺麗なものは、プロがみれば十全に評価されますので、やりがいもある。

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◎風評を消費する健康カルト信者たち
「1人60リットルに利用制限−−新宮・雲取温泉「薬効の湯」/新宮市の高田グリーンランド「雲取温泉」が、湯量不足に陥っている。「薬効の湯」として、わき出る温泉水を飲用泉として無料サービスしてきたところ、糖尿病改善に効果があるなどと評判を呼び、愛飲者と持ち帰る量が激増した影響という。「このままでは営業に差しつかえる恐れがある」と悲鳴を上げ、飲用泉利用を10月から1人60リットルに制限し、節度と協力を求めている。【神門稔】/市が100%出資する財団法人、新熊野体験研修協会が運営する宿泊・保養施設で、92年から営業している。ゆう出量は毎分154リットルのアルカリ性単純温泉で、泉温は29・3度。含有調査や飲用試験の結果、微量のゲルマニウムを含有していることが分かった。飲んだ人から「コレステロール値が下がった」、糖尿病患者からは「血糖値が下がった」などの声が寄せられた。/このため、利用者の要望に応え、貯水タンクから施設ロビーに温泉水の一部をパイプで引き、01年秋から飲用泉として無料サービスを開始した。報道や口コミで「薬効」の評判が伝わり、県内はもちろん、奈良、三重県、遠くは大阪府などから「雲取行脚」が続出。健康ブームも拍車をかけ、多い日で1日50人以上が来ている。その量は3トンを超えるという。軽トラックで乗り付け、10、20リットル入りポリ容器を満載して持ち帰る人もあった」(出典:headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061101-00000245-mailo-l30)。