現場で話し、現場で考え、現場に還元する

Impasse in Bolivia: Neoliberal Hegemony and Popular ResistanceMMMさんへ
 垂水源之介です。
 所属先とアドレスがかわりましたのでご注意ください。
 さて、ボリビアでの活動ご苦労さんです。
 グアテマラの民族観光がすべて順風満帆というわけではありません。
 まずTTTでどのような観光開発のシナリオがあるのか、いろいろなパターンについて考えてください。もちろん、すでに動き始めている人(もちろん現地の人)とよく話してどのようなシナリオを描いているのかについて熟知することが重要です。
 また、それぞれのシナリオについて、どのような便益(利益)にあずかる人たちがいるのか、また、与れない人がいるのか、また、それぞれに該当する人たちと実際に、これらのシナリオについて忌憚なく話してみることも重要です。そのような未来のプログラムについて実際の人々がどのように動くことができるのか、人々はどう(漠然と、あるいは具体的に)考えることができるのか。
 そこから村上さんができる範囲のことで、TTTで何ができるのか、どのような還元が現地社会(もちろんより多くの人々に)に可能であるのか、具体的に考え、提言できればいいですね。
 キューバで成功したことが、グアテマラボリビアで成功するとは限りませんし、またグアテマラで成功したことが、ボリビアで成功するとは限りません。
 グアテマラでも利益に与る人がおれば、逆に損した人もおります。開発とは(民族の名前が冠されていても)人の経済的不平等を作り出すものであることも忘れずになるべく、みんながハッピーになる(より少ない不幸)方法を案出してください。