文脈を無視した「大学での勉強は役に立つ!」論、笑止

有斐閣の大学生の学びという本の構成は以下のようになっている。同社の広報誌『書斎の窓』に執筆者の感想文?らしきものが掲載されていた。情熱ほとばしる文章だが、いかんせん中身がない。会ってもおもしろみのない先生なのだろうか? ーー それとも考えることと、紡ぎ出すものにギャップがあるのか? そのもの役に立つことだけで、世の中が動いているのでもあるまいに・・。営業マンの再教育のような章立てではある。【以下は各章の構成である。まったく情けなくなる、トホホホ】
第1部 認識編
 第1章 将来やりたいことを考え続ける
 第2章 勉強しながら将来を考える
 第3章 大学での勉強は役に立つ(1)??学習力を身につける場としての大学
 第4章 大学での勉強は役に立つ(2)??社会や現場と大学での勉強をつなげるのは自分自身
 第5章 自分なりの見方や考え方をもつために
第2部 行動編
 第6章 生活フォームをつくろう!
 第7章 本を読もう!
 第8章 勉強会,自主ゼミをやろう!
 第9章 1回1回の課題や発表を大事にしよう!
巻末付録1 類書のガイド??さらに大学での学びを考えたい人へ
巻末付録2 大学生の学び方レポート