バイアンプごっこ

ONTOMO MOOK 追悼 長岡鉄男 観音力アンソロジー (Ontomo mook―Audio)ところで、不要になったコンポのアンプとミニスピーカーを既存のステレオセットに加えて使ってバイアンプゴッコしています。それも同じスピーカーをマルチで使うのではなく、右と左の位相を揃えて部屋の左右の四隅に配する方法です。もちろん4チャンネルではありません。
要するに左右に配した前後の軸で広がりを与えるわけです。音楽のジャンルやその日の気分の状態に応じて、前方と後方の音量を変えてやるのです。(もちろん総音量にも配分原理を反映させます)この方法だと、音が部屋中に左右の違いをもって分散充満していますので、部屋の真ん中で聴いて、首を左右に振っても、音源の焦点があいまいになって不思議と聴き疲れしませんし、自然に聞こえるのです。特に交響曲ガムランなどの多数の楽器を使う楽曲には最適です。(ジャズのコンボやソロなどは、前方を優位にして、後方を切らずに音量を多少絞ると残響はありませんが、やはり音の錯覚で拡がったように聞こえます)もしアンプとミニスピーカーが余っているなら欺されたと思ってやってみてください。後方のサブアンプ・スピーカーはちゃちなものでも結構。
なかなかイケます。