日本<対>合州国 リスク戦争のゆくえ

北方の博士 J.G.ハーマン―近代合理主義批判の先駆読売新聞ニュース「厚生労働省のBSE(牛海綿状脳症)専門家会議は17日、長崎県内で飼育されていた繁殖用の雌牛(黒毛和種、14歳)がBSEに感染していたと発表した。/国内で確認された感染牛は24頭目。/これまで国内のBSE感染牛はすべて乳用種のホルスタインだが、肉用種でBSEが確認されたのは初めて。この牛の肉や内臓などは焼却処分され、流通しない。/繁殖用だったことについて、厚労省は「BSEの母子感染の報告例はこれまでない」としたうえで、国内では全頭検査が行われていることから「国内産牛肉の安全性に変わりはない」としている」(出典:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060317i312.htm)。このような発言をした厚労省の役人は、国内の安全性を棚にあげて合州国を批判するだけの自信があるのだろうか? 狂牛病が出ていても、汚染されたものは市場に流入しないというリスクのほうが、これまでの報告例の少ないリスクよりも高いという根拠はどこにあるのか? 比較出来ないものを比較するという虚しさ。日本の若者は狂牛病になるまえに、脳がスポンジ状になっている。つまり自分で立ち続けていることができないのだ。ただ、この病気には治療法がある。今の状況に満足せず(あるいは文句を言い続けず)、魂の旅に出ることだ。これが唯一の処方箋である。