くだらない研究会には出席しないほうがまし!

mitzubishi2005-12-16

 研究の自己評価を上げるための内輪だけの特別研究会、アホみたいに小出しに給付される研究費の消化会合、著名ガイジンや業界のビッグネームを呼んでご高説を拝聴する自称〈国際シンポ〉などなど、皆さんお忙しそうですね。これから年度末にかけていろいろビッグな研究会が目白押しですね。しかし誘蛾灯に飛び込む虫のようにタイトルに引かれて飛び込んで満足する研究会が少なくなりました。(むしろ最近は、タイトルが魅力的なのは避けたほうがよいという経験則が生まれつつありますねぇ)。かくいう私もそういう研究会に呼ばれたり、自分がプロモーターをやったりもして気分はもう自虐的(あるいは自暴自棄?)になってます。むかしは重要な研究会に出て発言する勇気が賞賛されましたが、最近はくだらない研究会には出ない勇気が必要だと説く時代になってきました。研究会を主催する側に立てば、(1)回数減らして少数精鋭で盛りあがる、(2)くだらない研究会だと思われないような計画の立案とその場の議論の盛り上げ、(3)魅力ある研究者を招聘し充実した研究会にするには組織者の力量が問われる、組織者は出席してもしょうがないくだらない研究会などには顔を出さないようにする、というのが改善(=「カイゼン」)のための第一歩かと考える次第。
マクルーハン鎮魂サイト
http://cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/mcluhan.html
◎忙しいから後にして!あるいは我々は如何にして暇人 Scholarから時間と金銭に呪縛されたる知識奴隷 Intellectual slave / 研究鬼畜 'Intelli-agent' へと堕落 したのか?そしてその解放のための奥義を尋ね生活実践 を通して如何なるように自己を改造すべきか?
http://cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/051204isogashikedaall.html