2012-06-13から1日間の記事一覧

スピノザにはまだまだ未知の魅力がある

1640年4月のある日、アムステルダムの貧しい一室で一人の男がピストルで頭を打ち抜き自らの命を絶った……と始まる清水禮子『破門の哲学』(1978)。ピストルで頭を打ち抜き自らの命を絶った男性はポルトガル生まれのマラーノで、その名をウリエル(ガブリエル…