フッサール先生の「やり方」に感謝する

フッサール先生の「やり方」に感謝すること〜♪》
 フッサールが、人間の身体性と内面性を手がかりに周囲を認識していくことを「発見」したのではなくて、そのような言説を行使する(=弄するとも言う)ことをで、人間の新しい認識行動論を「発明」したのだ。あるいは、我々をそう導いてくれた。フッサールのこの発明のおかげで、僕たちは世界(世俗でも環世界=ウンベルトでもいい)のなかで、身体と「私は何を感じて行為しているのだ」という反省の位相をある程度自覚し、そして、世界のあり方を変えることができたのである。もちろん、フッサール先生以外のやり方でもOKだ。(世界による制約がありながらもまた)自分たちが自分たちを納得して切り開くことができるようになったわけだから。