白猫のごちそう

【白猫のごちそう】
 オランダ人「強制」慰安婦になったジャンは、日本軍侵攻の後に、スマラン郊外のアンバラワの収容所に収容される。彼らは自炊できるのだが、食糧は枯渇している。この日本兵の収容所長は肉付きのよい白猫を飼っていたのですが、ある朝、腹をすかせたオランダ人たちのところに迷い込んだ猫は、ジャンの見事な誘いのもとに篭絡されて、ほどなくして、飢えたオランダ人の病人たちの胃袋に入ったとのことですした(『オランダ人「慰安婦」ジャンの物語』60-61ページ)