ポストモダン性

う〜ん、それぞれの論文のアンソロジーのようにも思える。歴史家とか人類学者というモノグラファーたちは、大きな物語(=法螺)を書けない(=吹けない)というポストモダン性をもっているということか?
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植民地近代性の国際比較
神奈川大学人文学研究叢書31
著者:永野善子編著
    著者 永野善子 泉水秀計 尹健次 岡田泰平 村井寛志 高城玲 菅原昭 中林伸浩 小馬徹 後藤政子
    2013年3月刊行
定価:4830円(本体4600円+税)
ISBN:978-4-275-01016-2
発売日:2013/03
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第1章 親日であれ親米であれ我が郷土―植民地台湾で育った米軍政下琉球の沖縄人文化行政官
第2章 脱植民地化の課題と「左翼」ナショナリズム―金斗鎔の場合
第3章 抵抗の歴史としての反米ナショナリズムレナト・コンスタンティーノを読む
第4章 植民地期タガログ語短編小説にみる教育と近代―農村・学歴・植民地都市
第5章 非常事態時期マラヤにおける植民地的/冷戦的近代化とその横領―スクウォッター再定住事業と植民地政府、華人有力者、地域住民の行動
第6章 相互行為としての制度―タイ農村における研修と選挙の集まりの場から
第7章 タイ近代性としての小農的世界―タイ東北部市場における米の価格形成の問題を中心にして
第8章 アフリカの植民地近代性―「宗教」の侵入について
第9章 スワヒリ語による国民国家建設と植民地近代性論―その可能性と不可能性をめぐって
第10章 ラテンアメリカにおける西欧中心主義近代化思想の克服―ボリバル、マルティ、キューバボリビア