フォアグラと動物虐待

「(2012年7月)1日からフォアグラ禁止=駆け込み消費、反発の声も―米加州:時事通信 6月30日(土)7時6分配信
 【サンフランシスコ時事】米カリフォルニア州では7月1日から、高級食材フォアグラの飲食店やスーパーでの提供が全米で初めて法律で全面禁止される。サンフランシスコなどでは「最後の一切れ」を求める駆け込み消費が増えている。/フォアグラは肥大化させたカモやガチョウの肝臓。同州では、のどに管を差し入れて飼料を流し込む肥育法が残酷だとする動物愛護団体の強い後押しを受けて約8年前に禁止法が成立、猶予期間を経て1日から施行される。こうした肥育法や、「人道的な肥育法以外」による商品や料理の販売・提供が禁止され、違反者には1日当たり罰金1000ドル(約8万円)が科される。/サンフランシスコの高級料理店「ame(アメ)」は厚いフォアグラを入れた「フォアグラ・ラーメン」を考案、女性を中心に人気だ。禁止反対派の著名シェフ約100人が結束し、活動資金集めを目的に州内各地で開いた「フォアグラ尽くし」の食事会は、まろやかな風味を惜しむグルメたちで盛況続きという。/ワインの名産地ナパ近郊のフランス料理店「CYRUS(サイラス)」のシェフ、ダグラス・キーン氏は「食文化をないがしろにし、一律に(肥育法が)苦痛と決め付けられた」と禁止法に強く反発。法案提出者のバートン元州上院議員(民主)は地元紙に「十分な準備期間があったのに、業界は一体何をしてきたのか」と禁止反対の声に反論している」(出典:headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120630-00000036-jij-int)