パワポ、スキーム図、CG、３Dなど俺達の世界は、プレゼンにおいてきわめて視覚優先になっている。そのため多少（言葉で）ハッタリをかましても聴衆は見事な図像のほうを信じてしまう。この愚かな事態が、授業におけるプレゼン絶対信仰を生み出してしまったのだ！学生は辛抱して講師の語りに耳を傾けない〜♪
教室において、聴覚を通しての論理構築の修練が貧困になると、学生はろくに教師の話を聞こうとせず、授業の終わりにはパワポのハンドアウトを（御守りのごとく）おねだりする。彼／彼女はそれをフォルダーに仰々しくしまい込み、試験の直前にそれを取り出した時には、教師の話を10％も覚えていない悲劇を繰り返すこととなる。
