Rafael Vicente Correa Delgado y Biodiversidad

以下の情報は、メーリングリスト[grupo-cade]に流れた「ジュビリー関西」関係者であるウチトミ・マコトさんの投稿の内容をそのまま再掲するものです。
エクアドルのコレア大統領の来日に合わせて行われた9月5日の京都でのヤスニ・シンポは30名超、6日の東京でのエクアドル・シンポは約100名のNGO関係者・市民・学生などの参加で成功しましたが、6日の菅・コレア両国首脳会談では、
「今年10月に愛知県名古屋市で開催されるCOP10生物多様性条約第10回締約国会議』に向けてガラパゴス、アマゾンの熱帯雨林等で多様な生態系が存在するエクアドルと緊密に協力していきたい」(菅首相
COP10 の成功のために協力していきたい」(コレア大統領)
「環境問題で同席のエスピノサ自然・文化遺産調整大臣より、温暖化対策,生物多様性保護,先住民保護等を目的としたアマゾン地区の自然保護プロジェクトに関する説明があった」
という発言のように、ヤスニITTイニシアティブ支援やエクアドルとの連帯活動の次の焦点が、10月の名古屋でのCOP10における活動(ヤスニの宣伝と焦点化のための)であることがはっきりとしてきました。「ヤスニITTインシアティブ」宣伝のためのチラシ・リーフレット・ブックレtットやプレス用配布資料キットやもしヤスニ関係者が来日されるのであれば、名古屋や東京、大阪でのプレス会見の準備など今から準備し始められたらいいですね。
 COP10名古屋には全世界から100名を超す先住民族代表が参加するとのこと、当然、ラテンアメリカからも先住民族代表が参加するでしょうし、エクアドルのアマゾン先住民族代表自身がたとえ参加していなくても、アマゾン先住民族の間には国境を越えたかなりしっかりとしたネットワーク組織があるそうなので、ブラジルなどのアマゾン先住民族代表からヤスニITTやヤスニITT以外のアマゾン開発のお話などお聞きできるのではと期待しています。
  また、今回の一連のシンポの討議を通じて、政府によるヤスニ保証債の排出枠(国際オフセットの手段)としての売却問題など、市民社会側の主張との乖離、ヤスニITTイニシアティブの問題点も明らかにされ、たとえば「排出権ビジネス」に関してなどメキシコ・カンクンでのCOP16にエクアドル政府がどういう立場で臨もうとしているのか、エクアドル政府とエクアドルの社会運動・環境運動との関係がどうなっているのかなど新たに解明すべき課題もはっきりとしてきました。アクション・エコロジカ・エクアドル(地球の友エクアドル)の代表などは今回のCOP10に参加するのでしょうか?もし来日されるのであれば、アクション・エコロジカ代表との交流・報告会(「エクアドル社会運動から見たコレア政権とヤスニITT」みたいな)もぜひ行いたいですね。
(参考サイト)
エクアドルの環境NGO救済に署名をhttp://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=92
 ジュビリー関西としては、さらにボリビア先住民族代表や環境NGOなど社会運動組織が来日するのであれば「コチャバンバ会議」の報告・交流会なども行いたいです。
 いずれにしても、名古屋から京都や大阪まで数十分の距離ですので、10月にCOP10参加のために来日されるエクアドルボリビア先住民族代表や環境・社会運動組織代表をお招きしての関西での報告・交流会などは、十分実現可能であると思われますので、今回の京都でのヤスニ・シンポ実行委員会の総括会議(あるいは、今回参加されたラテンアメリカ・気候変動NGO関係者の方交えた10月ヤスニ・キャンペーン準備会)でなんらかの方針が打ち出せたらと考えています。東京の9・6シンポ実行委員会でも総括会議を設定されているとのこと、COP10に向けて何ができるのか、協議や情報の共有化をお願いしたいです。
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 ジュビリー関西ネットワーク
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インターナショナル・ビジネス・タイムズhttp://jp.ibtimes.com/articles/9706/20100907/60123.htm
2010年9月7日 09:43更新
菅総理エクアドルのコレア大統領と会談COP10 の成功に協力-外務省
 外務省によると、菅直人総理は6日、訪日中のコレア・エクアドル大統領と会談したと発表した。
 菅総理は今回の訪日機会に行われる投資セミナー、商談会等を通じて、日本企業がエクアドルへの関心を高めることへの期待を表明した。また安定的な投資環境の整備を要請した。 
 これに対し、コレア大統領は「現政権下での政治的安定を強調するとともに、新憲法の下で外資も法的安定性の下で、活動できるようになると強調する」と述べた。
 菅総理は「今年10月に愛知県名古屋市で開催されるCOP10生物多様性条約第10回締約国会議』に向けてガラパゴス、アマゾンの熱帯雨林等で多様な生態系が存在するエクアドルと緊密に協力していきたい」と述べた。
 コレア大統領は,「国民は誰でも自然破壊を冒した国民・企業を訴えることができる」と述べた上で「エクアドル憲法は世界でも最もグリーンな憲法である」と説明した。
 またコレア大統領は「COP10 の成功のために協力していきたい」と述べた。環境問題で同席のエスピノサ自然・文化遺産調整大臣より、温暖化対策,生物多様性保護,先住民保護等を目的としたアマゾン地区の自然保護プロジェクトに関する説明があった」。