コミュニティ通訳の必要性:多文化共生医療

mitzubishi2010-04-05

コミュニティ通訳の必要性:多文化共生医療
 英語を話せば欧米の人たちと仲良くできるかもしれないという「国際化」の時代は終焉を迎え、言語的かつ文化的背景を異にする隣人といかにして日本社会を再構築していかねばならないかという「多文化共生」の時代に私たちはとっくの昔に突入しています。好むと好まざるとにかかわらず多文化共生は、お互いに信頼しコミュニケーションする努力をしないと、さまざまな不利益を相手に押しつけるばかりでなく、そのことによる間接的被害を私たち自身が結果的にこうむることなります。しかし「多文化共生」はまた見知らぬ人同士が触れ合い、理解できた時の大いなる喜びの原点に戻ることでもあります。行政や大学のエライ人の「善意の助言」などはとりあえず放っておいて、自らを助けるための異文化間コミュニケーションの技法のひとつであるコミュニティ通訳についての社会的意味についてみんなで頭を捻って考えてみましょう。
◎今年の10月に福岡県の女性センターの連続講演会のひとつとして発表します(乞うご期待!)