説明責任と応答責任

mitzubishi2010-04-03

 説明責任とはaccount+ability=accountability で「説明できる能力」から、説明可能なものを明らかにしなければならない責任性となったようです。何を説明するかというと、その発話主体の行為や実践(ひいてはモラル)と関係があるようですね。
 説明責任accountabilityとセットになっているのが応答責任 response+ability=responsibilityで、これが狭義の責任ですが、語のニュアンスから、事前の発話主体に投げかけられた行為に「答える=応答する」責任性です。
 したがって説明責任は行為の出発点に声をあげたり、行為の事後に発話主体の正当性を述べる(アカウントする)ということで、応答責任は発話主体に働きかけられたことに、発話や実践を通して応えるという責任を、理念的に表すようです。
 以上はあくまでも理念ですので現実には誤用されていることが多いかも知れません。