tibi gratias ago

年度末に研究会が目白押し、それは日本では年度末に予算をすべて「消化」しなくてはならないからなの。官庁系の組織では年度末には馬鹿な濫費がつづくきます。

Fさんへ
 そのとおり!と叱責したい気持ちと、そうすると天に唾して私のところにも戻ってくるので、もっと生産的なこと[代替案]を言いますと……。
 進行中のさまざまな非公式的研究会の広報システムがまだ不十分なんだなと思いますよ。
 研究会補助の単年度単位での予算執行とかね。
 大学教員だったらセメスター制度や入学や入試の偏狭なスケジュール(大学入試センターはまず解体だな)も遠因です。
 ハメルーンの笛吹物語同様、おれたちいつも年明けから年度末にかけて不毛な崖っぷちへの飛び込み行為をやめられない。
 これだったら西洋の宗教研究のような骨太はものは望めないね(もっとも欧米も最近の研究者はしょぼいのが多いので、年度末だけが第一要因とは思えないけどね)
 人類学と同様、宗教研究におけるタイムスパン、研究者を含めた信者の人生の長さ、そして、人類史における宗教の長さ、などなど、時間性に関する研究について考えるのもいいかなと思いました。
 他山の石なのか、自分の研究の躓きの石なのかはわかりませんが、自分で考えるよいきっかけになりました。
 Fさん、研究会のアナウンスとリプライどうもありがとう。
 垂水源之介 拝
※このやりとりをもって[久々に戻ってきた?]宗教社会学の会の諸兄諸姉へのご挨拶に代えさせていただきます。tibi gratias ago