コカイン街道

「西アフリカの小国ギニアビサウが、南米コロンビアのマフィアによって、コカインを欧州に送り込む前線基地となっている。かつて「象牙海岸」「黄金海岸」と呼ばれた西アフリカのギニアビサウは、今や「コカイン海岸」(国連)と呼ばれ、域内の懸念材料だ。/国連麻薬犯罪事務所(UNODC)によると、世界のほぼ全流通量に当たる年間950トンのコカインが南米で生産され、うち約半分が米国、残りが欧州市場に回る。コロンビアのマフィアは、欧州行きコカインを小型船や軽飛行機でギニアビサウに運び、いったん貯蔵。そこから再び、陸海空さまざまなルートを使って欧州に密輸しているもようだ。同国政府もこの事実を認めている。/ギニアビサウは、沖合に小さな島々が散在。海岸線も複雑で、隠れるには絶好の地形。地元からの報道によれば、潤沢な資金を持つマフィアは、勝手に港湾を整備し、飛行場も持っている」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000031-jij-int)。