ウナギ(鰻)の国籍問題:意外と重要になってきたポイント

DNAで鰻の国籍がわからないかと考える馬鹿(記者、マスコミ関係者)がいるらしい。S・グールドの反人種主義論でも読んで最初から科学と政治について勉強しろと言いたいね。でも、これはマスコミが馬鹿というよりも、俺たちの社会そのものがかなり狂っている(=ある理性的状態から別の理性的状態へ)あかし(=予兆)かと思われる。「あほいうもんがあほや」という関西の有名な格言はここでもあてはまりまんな〜
◎輸入組合のアナウンスメント(2008年7月3日づけ)
「ウナギの産地偽装問題が相次いでいることを受け、全国のウナギ輸入業者でつくる「日本鰻(うなぎ)輸入組合」(加盟29社、森山喬司理事長)は3日、海外で育て日本に逆輸入する「里帰りウナギ」が産地偽装の温床になっているとして、今後はすべて国産ではなく輸入ウナギと表示すると発表した。/日本農林規格(JAS)法では、日本と外国の両方で育てても、国内での養殖期間が長ければ国産と表示できる。このため日本で取ったウナギの幼魚を、経費が安く、成長も早い台湾などに輸出し、大きく育てた後に逆輸入して、国産と表示するケースが増加している。/一方で外国での養殖の時期や状態を確認するのが難しいことにつけ込み、外国産ウナギを輸入して、里帰りウナギと称している例も多いと言われていた」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080703-00000039-yom-soci)。
◎「里帰り鰻」が日本「国籍」を取得できるわけ(2008年6月17日づけ毎日新聞報道)
「ウナギは複数の土地で養殖されることがあり、JAS法(日本農林規格)は生育期間が最長の所を産地と規定している。国内の養殖池で育ったウナギの幼魚を温暖な台湾に輸出して成魚に促成し、日本に輸入しても生育期間が日本より短ければ「日本産」となる。こうしたウナギを「里帰りウナギ」といい、広く流通している」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000056-mai-soci)。