考えるに価する報道

この毎日新聞の署名記事は、考えに価する記事だ。(だからいじめはいけないとか、いじめされると大きくなって自分の子供に虐待する、という根拠のない教訓を引き出すことを【ここでは】抑圧して、考えること)
秋田県藤里町で起きた連続児童殺害事件(昨年4、5月)で、殺人と死体遺棄罪に問われた畠山鈴香被告(34)の第5回公判が29日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれ、3日間の被告人質問が始まった。弁護側の質問に畠山被告は、家庭環境について「父と母は仲が悪く、父は機嫌が悪くなると自分に暴力を振るった。幼いころから20歳ぐらいまで続いた」と述べた。また、子供時代に受けていたさまざまないじめを詳述した。被告人質問は31日、11月2日も予定している。/畠山被告によると、小1の担任教師に「水子がついている」と言われたほか、級友からは「心霊写真」と呼ばれた。高学年では時間内に給食を食べられないと手のひらにおかずを載せて食べさせられ「ばい菌」とののしられた。トイレの個室に閉じこめられ、洗剤や水を掛けられたこともあったという。中学入学後は級友からほとんど無視され、高校ではリーダー的存在の使い走りをし、いじめられないよう気をつけていたとも供述した。/一方、畠山被告は初公判で長女彩香ちゃん(当時9歳)への殺意を否認し、弁護側は子供との「スキンシップ障害」があったと主張している。畠山被告は「自分は汗がかけない体質で、汗っかきの彩香に触るのは苦手だった」としながらも「手をつなぐのが精いっぱいの時もあれば、抱っこしたりほっぺにチューすることもあった」と述べた。/また、公判で元夫は家事をまったくしなかったと証言しているが、畠山被告は「(彩香ちゃんに)ミルクをやり、おむつを取り換え、風呂に入れるのも全部自分でやった」とし、共働きの夫のために夕食の作り置きをしていたと語った。【百武信幸、岡田悟】」(headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071029-00000040-mai-soci)。