洋書貿易の新戦術(提案)

ちょうど出かける前に、◎◎書店の新しい若い営業担当がやってきたので、彼に、グローバルCOEの採択とその内容に関する情報を授けてやり、先方が歓びそうなパッケージを社内で作って営業に回れと発破をかけておきました。△△さんのところもどうですか? 文科省のページに載ってますよ。
一般校費での洋書発注は激減するなかですので、この業界もサバイバルを狙って積極的なセールスを展開せんとあきませんね。
【続報】
XXX系のグローバルCOEの採択内容と代表者や大学はチェックしましたか?
それにもとづいて先方が求めているものについて情報収集しなさい。
また学者は一般的にプライドの高い奴だから「そんな文献はもう知っているよ」てな対応をするはずですから、そんな対応をした時点では穏便に喰いついて「先生の研究テーマに関する情報収集に関して是非ともお手伝いしたいので、是非勉強させてください」と文献に関する情報や人物、基本的なレファランスなどの情報を入手します。あとは後日「弊社の在庫や入手可能なリスト」などを作成して「この分野の先生の研究室の若い大学院生の方のリストとしてはこれでよろしいでしょうか?」などと意見を求め、すこしづつVVVさんが連中にとって「使えるアカデミックブローカー」であることの信頼を確立してゆくのです。要するに図書館の有能な参考係になることですな。
こういうのは、年寄りの営業マンではできませんので、若手で地道にやっていくしかないですね。ただし、洋書出版社の傾向や、業界のビッグネームの学者が出版する贔屓の出版社などの蘊蓄や情報をおみやげにして、さり気なく話をもってゆくと、ついてくる学者はついてきます。
◎◎屋なら内部に充分なDBも人脈もあるので、なんとかなるでしょう。
ZZZさんは、もう若くなく(ホント?)前線を離れたので(ホント?)、北大阪地区の大学販売の現場はVVVさんにまかされていると言っても過言ではありません。