ウルトラニアとトライオード(三極結合)

オーディオ真空管アンプ製作テクニック―入門者からベテランマニアまで楽しめるウルトラニアとトライオード(三極結合)の違いについて、まともなウェブページの解説がない! 唯一役に立ったのは、2ちゃんねるの引用のような解説だった! ちょっとタメ口でチョイワル風だが、しっかりとした理解にもとづいた解説なので、私のような素人にもそれなりにわかる。名無しさん、本当にありがとうございました。
「まあてっとりばやくいうと,三極管よりもゲインを稼いで プレート電流のスイング幅を広げるために第2,第3のグリッドが つけたのが5極管なわけだ.第3グリッドはおいとくとしよう. 三極管はカソードからプレートにいく電子を,第1グリッド
(コントロールグリッド)の電圧でコントロールしている. で,グリッド−プレート間の容量の問題でプレート電流が
大きかったり,グリッド電圧が+に近くなるとうまく動作 しなくなるわけだ.そうならない範囲でしか使えない. 第2グリッド(スクリーングリッド)は,コントロールグリッドと プレートの間に入れて,要するにプレートからコントロール グリッドをシールドするわけだな.ついでにコントロール グリッドを通過した電子を加速してプレートに導くわけだ. これによって,プレート電流が大きくでき,増幅率も上がるわけだ. 三結はプレートとスクリーングリッドをショートするんだが, 要するにこれでまた三極管に戻ったわけで,だから三結という わけだ.
で,スクリーングリッドにかける電圧をどうするか,だが, 基本的にはプレートよりちょい低くしておく.この電圧を 一定値をかけるのが標準的な五結だが,ここの電圧を出力に あわせて変化させる(ふつうは出力トランスの1次巻き線から タップで取り出して,B電圧に近い直流と,出力の重畳したのを かける)と,局部的に NFB がかかったことになる. しかし,プレート直結に比べれば五結に近い.ということで, 特性的には五結よりは改善され,プレート電流のスイング能力と いう点では三結より改善されるという状態ができる.これを UL つーわけだ 」(ebi.2ch.net/pav/kako/990/990023522.html)。