さばいばるのおと(鯖威張る野帳)

真空管70年の歩み―真空管の誕生から黄金期まで垂水源之介です。
今日の話は面白かったですね。我田引水的に要約すると以下の3点にまとめられるでしょうかね。

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(1)ア◎ゾ◎によるユーザーの立替による決算に、国▼大▼法人が制度的に馴染むにはまだ時間がかかるという予測。ただし、どれくらいの時間がかかるのかについては推測不透明。
(2)ア◎ゾ◎的なウェブによるサポートは御社のブック××では十分に対応できていること。私がこれまで馴染めなかった理由として考えられるのは、
 [1]気軽にたのめる営業マンがいるので、わざわざウェブアクセスしようとしなかったこと、
 [2]強力なライバル(つまりア◎ゾ◎)がいたので、どうしてもユーザーは使い勝手なものを使い続けようとする慣習的効果があった、
 [3]セキュリティ的には上質で礼儀正しい紀州▼▼よりも、なれなれしいクッキーを駆使するア◎ゾ◎にユーザーがはまったということ。
(3)ア◎ゾ◎以外の洋書販売の営業不振ーー現金決済でなんとか保っていたナ◆カの倒産に象徴されるーーは、中長期的な尺度で見たときには構造的なものであり、今後とも会社の営業不振や倒産は続く可能性がある。業界体質の向上が求められるが、今後共に経済的な効率性を改善するとともに、文化情報産業の送り手として企業のイメージ変革が求められている。そのような企業に、従来型の付き合いをおこなってきた大学がどれだけマッチした変革ができるかが、今後の盛衰の鍵ではないか。

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いや〜伏せ字にすると、なんのメールのコピーかわからなくなりますねぇ。
http://blog.livedoor.jp/tiocaima7n/archives/50938568.html
にも関連していました。

___【続報:匿名化をやめました】__
標題*クッキー娘(悪女)に惚れ込んだ博士

ウェブブックプロ使い始めました。
要するに私のIDの数字(=×××)を「きのくにや」で辞書登録して、数字を覚えさせ、パスワードをよく使っているものに変えたら問題がなくなりました。
でも結論からいってウェブブックプロは、アマゾンに負けてますよ。要するにクッキーを使って、顧客が前回アクセスした情報をネタに、新しい商品を紹介しないですから。要するに昨日と同じ洋書がトップに来て買って下さいと言っているようなもの。朝目新聞が天下の木鐸だから読みなさいという販売員から顧客は買いまへんね。洗剤を押しつけてきたり、巨人阪神戦のチケットをちらつかせる読買新聞の逸脱セールスに負けてしまうようなものです。
これがアマゾンだったら、前回ちょこっと覗いた美女水着写真集のカテゴリーで「別のおすすめ商品」でじゃんじゃん出てきますからね。はっきり言ってこれがセールスの王道(つまりイヌイットに冷蔵庫を売る販促テクニック)です。やはり「クッキーは偉大なり!」
おまけに「良書」と「新刊」の画面情報が多すぎます。ちなみに最近のページの右カラムにある「おすすめ」のコーナーをみてください。オクスフォードフェア→心理学事典→天使の文化図鑑→近代日本礼儀作法→バイオインフォマティクス→江戸鳥類大図鑑などなどが、無秩序に並んでいます。
ほとんど北野神社の骨董市の世界です。買うつもりのない冷やかしや、付き合いの浅い女の子とデートして骨董市に行くのには、話題作りには事欠きません。しかし、私だったら「自分の業界の本」か「自分の趣味[例:音楽]の本」の最新版がざざっと見えるだけで十分なのです。たぶん営業の人だったらこんな苦情に「センセ、上のところの検索をかけてくださいよ、ご所望の本がざざっと出てきますよ」と忠告されるかもしれませんね。しかし、しかしですよ、こんな機能アマゾンだってもってます。クッキーが偉大なのは、最初から「ほれ、今日の出物はこれですばい」ちゅうていきなりセールスモードですからね。この1段階すっとばしてやるのが、ドッグイヤー時代のセールスちゅうもんでしょう。
とり急ぎ、ウェブページの再確認したときの感想です。