日本國は、東アジアのユダヤ人国家か?

4,5&6山本・ベンダサンではないが、民◎党の党首選の議論や、マスメディアの二大党首候補の持ち上げ方を聞いていると、これはエルサレムでの政局の放送を聞いているかのようである。東アジア(中東)の隣国は、悪意をもった異教徒(ムスリムキリスト教徒)であり、事ある事に我が国の内政に「干渉」し、つねに敵国扱いする。国内には、制御しきれない内国異邦人(パレスチナの民)がいる。国内政治は基本的にはナショナリズム右派で、経済的にも軍事的にも強い国家でなければならないという強迫観念がある。国民は教育熱心で、主要な産業はITでIT立国を理想とする。仲良くしてくれるのは米国(台湾)しかいない。東南アジア(ヨーロッパ)には数多くの同胞がいて、さまざまな経済活動に従事しており、国際感覚も特段見劣りするわけではないが、なんとなく特殊。そして国家のサイズが小さい。地政学ナショナリズム周辺諸国民ないし国内少数民に対するレイシズムなど、そのナショナルキャラクターって似てはしないだろうか。ベンダサンの比較文明論は、旧約聖書観を日本に擬して見る見方だったけれど、国際政治の風土観あるいは地政学的歴史がナショナルキャラクターを創るというふうに意図的な誤読をしてみる価値もあるのではないだろうか?