傲慢な人間への反省の絶好の機会

【傲慢な人間への反省の絶好の機会】
　ゲリラ豪雨・ダウンバースト・大規模自然災害とか、最近の自然現象の表現には、「恐怖の言語」が多用されています。これは、かつて、オンナたちの出産の力に脅威した、オトコたちの恐怖感情とよく似ているようです（J・クリステバ）。でも、それらの「科学用語」には、自然に敬畏を払い畏怖するような表現ーー例）神の怒りーーはありません。自分たちは無垢で、どうも自然だけが悪いような責任転嫁がされていないでしょうか。古いタイプの農民の人たちと話すと、自然の人格的表現が豊かに聞くことができます。自然を飼いならしたと思い込んでいる傲慢な人間への反省の（絶好の）機会と考えるべきでしょう。